カウンセリングの道具箱

「カウンセリングの道具箱」とは?

ホームページを開設するにあたってやりたかったことの1つとして、カウンセリングなど心理相談において利用できるような、ツールを載せることです。

相談してみたい、カウンセリングを受けてみたいという方がご自身の理解のために、例えば、こういった症状はどのように成り立っているのだろう、自分はどういう状態なのだろう、といった理解に役立てていただきたいということもあります。

また、同じくカウンセリングのお仕事などの相談活動に当たっている方も、日々の活動のなかで「こういうことをもっとうまく伝えられると良いのでは?」など悩みながら関わっていらっしゃると思います。

私自身がそうなのです。すべて言葉でうまく伝えられると良いのですが、言葉だけでは伝えられないことも、目からの情報によって伝わることも多くあると思います。

特に、幼児期から成人期、老年期など様々な年代の方々と関わっていらっしゃる方であると、その相手に合わせて資料やツールを作成するとなると、膨大な時間が必要となります。

そのため、この「カウンセリングの道具箱」では、そういった「カウンセリングで役立つツール」や相談される方が「自己理解に役立つツール」といった内容の資料やワークシート等を順次、投稿して行きたいと思っています。

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書籍のご紹介(ご相談者さま向け)


セルフケアの道具箱 ストレスと上手につきあう100のワーク [ 伊藤絵美 ]
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こちらは、私自身も即購入した書籍で、月に1度はご紹介しているものです。認知行動療法で有名な伊藤絵美先生の本なのですが、簡単なストレスケアから、認知行動療法に基づく、シンプルな思考の整理方法などまで、可愛いイラストとともに書かれているため、とても読みやすいです。

相談者様に、「コーピングリスト」を作成していただくことが多いのですが、リスト化しやすいワークが描かれているため、とても使いやすいです。小学校高学年くらいであればお子様にも良いかもしれません。

サバイバーとセラピストのためのトラウマ変[本/雑誌] / ジェニーナ・フィッシャー/著 浅井咲子/訳
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サバイバーの方にとっては、トラウマの反応について自己理解することで、フラッシュバックへの対応や情動のつらさへの対応をしていけるような構造になっています。

特に、子ども時代の身体的虐待、心理的虐待、ネグレクトなどを経験している場合には、その当時のからだの反応や、被害を防げなかったという自分自身への不適切な罪悪感を持ってしまうこともあります。そういった記憶は氷のように、一時停止されたまま脳の中に保管されています。

そういった記憶との付き合い方、罪悪感や恥などのつらい感情を「パーツ」として扱い、自己対話していく方法なども盛り込まれているので、「カウンセリングはちょっと・・・」と躊躇されていらっしゃる方などが気持ちを整理していくことに役立つのではないかと思います。